ストレスケアに使う精油の選び方

企業様での出張講座のテーマでも多い「ストレスケアとアロマテラピー」

アロマがストレスケアに使えること、ずいぶんと認識されるようになってきました。


ストレスケアにお勧めの精油として紹介されるものの多くは、ラベンダー・アングスティフォリアやベルガモットなど、リラックス系の評価が高いものです。

でもね、ちょっと待って。

ストレスって…必ずしも興奮状態とは限りませんよね?



あがってる?さがってる?それによって選ぶ精油が違うかも


「イライラ、カッカしてる、怒ってる」という、どちらかというと興奮系の状態と。

「疲れて元気が出ない、落ち込んでる、凹んでる」という、どちらかというと沈んだ状態。

ひと言でストレスって言っても、心や体の状態は人によって違います。


興奮気味であがってる状態なら「鎮める系」の精油を。

沈んだ状態なら「あげる系」の精油を。

そんなふうに、使い分けるとより効果的かと。


興奮気味のストレス状態なら、

鎮静作用、中枢神経鎮静作用、交感神経鎮静作用、抗アドレナリン作用とかリラックス作用などが良さそう。あ、副交感神経強壮作用なんかもいいですね。


逆に、凹んでます、元気が出ませんといったストレス状態なら、

抗うつ作用、活力増強作用、交感神経強壮作用、神経強壮作用、精神強化作用などが使えそう。


自律神経調整作用、神経バランス回復作用、中枢神経調整作用など、「調整」とか「バランス」とか、そういった作用はどちらのパターンでも使えそうですね。

あがってるにしろ、さがってるにしろ、バランスが乱れてるわけですから。



ストレスという言葉と同じように、ちょっと曲者なのが「落ち着く」という言葉。

落ち着かせるっていうと、あがってるものを下げるイメージが強いかと思います。


でも、「落ち着いている=フラットな状態」だとすると、

イライラや緊張が強いのも、凹んだり元気が出ないのもフラットな状態とは言えない。

なので、「なんとなく落ち着かないんです…」と言われて精油を選ぶときも、ストレス同様、あがってる?さがってる?を意識してみるといいですよ



「ストレスにいいアロマってなにかなぁ?」

そんな質問をされたときには、あがってるのか、さがってるのか、ぜひ確認してくださいね。

もちろん、作用だけじゃなく、香りの好みも確認しましょうね。


成分作用がわかるとアロマはもっと楽しくなる♪精油の化学と仲良くなろう♪♪

資格を取っただけで終わらせないアロマの先生小池まゆみです。 精油の成分や作用を理解して心と体のケアにアロマテラピーを取り入れるための知識をお伝えしています。 こちらでは、精油成分や作用のことを中心にお伝えしていきます。

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